株取引における出来高(売買高)について

公開されている株であれば誰でも自由に売買を行うことが可能です。
極端な話、株の過半数を買い占めて会社を乗っ取ってしまうのも自由です。莫大な金額が必要なため、一般人はもちろん企業でもそう簡単にはできませんが・・・。
株を売買するためにはお金以外にも必要なものがありますが、それはいったい何だと思いますか?
それは売買の対象となる株です。当たり前の話になってしまいますが、売買できる株がなければ取引は成立しません。
株というのは無限に存在するわけではありません。企業ごとに発行している株が異なりますが、例えばヤフー(株)であれば5,695,421,800株しか存在しません。
しかもヤフー株の80%以上は上位10者の大株主が保有していますので、実際に売買できる株は2割以下ということになります。
それでは1日にどれぐらいが取引されているのでしょうか。ヤフーの場合には700万株前後です。この1日に取引される株の量を「出来高」もしくは「売買高」といいます。

出来高(売買高)が多い株と少ない株というのはどういう風に決まるのでしょうか。
まず一つに単元株数が大きい企業の株ほど出来高が大きくなりやすいです。単元株数というのは取引に必要な最低株式数のことです。
100株単位で取引できる株が多いですが、1株から取引できたり、1000株からしか取引できない株などがあります。1000株しか取引できない株の方が出来高は大きくなりやすいですよね。
ただし2018年にはすべての企業が100株単位に統一されることになっていますので、2015年4月時点で70%以上の企業が100株単位となっています。

出来高が上下する最大の要因は、その企業がどれだけ注目されているかということです。
どういうときに「買いたい人」と「売りたい人」が増えるのかを考えてみるとわかりやすいと思いますが、「株価が上がりそうなとき」と「株価が下がりそうなとき」ですよね。
例えば魅力的の商品や好決算が発表されればその企業の株が欲しくなりますね。出来高は大幅に増えて株価も上昇します。逆に企業の不祥事などが報道されれば一気にその株は下落するため、やはり出来高は増えることになります。
どちらにしろ出来高の多い企業というのはそれだけ取引が活発です。逆に出来高が少ない企業というのは良くも悪くも話題にならない企業ということです。